千葉県習志野市にある「奏の杜(かなでのもり)地区は、JR津田沼駅南口から徒歩3分の立地の約35haの広大な街です。
強風、南の海風からの塩害などで修景悪化が著しいシンボルゾーン=オレンジロードを再生・整備する計画(ハッピーオレンジロードプロジェクト)を進められていて、
その取り組みは住まいのまちなみコンクール入賞という評価も受けています。
強風のため、沿道に植えられたほとんどの草木が枯れてしまった中、逆境にめげずに成長しているのがラベンダー(ラバンディングロッソ)だったそうです。
ラベンダーは蒸れに弱いので、風通しの良いこの地域に植えられたのは幸いだったのかもしれません。
4月に奏の杜パートナーズさんからご相談を受け、住民のみなさんで収穫されるラベンダーの活用について関わらせていただくことになりました。
習志野市の植栽工事をうけ、住民のボランティアの方々によって大切に育てられているラベンダー。
4月初旬のオレンジロードでは、早咲きのデンタータラベンダーがすでに咲いていました。
(ギザギザした葉とひらひらしたリボンようなものが特徴です)
7月初旬の収穫の際も参加させていただきました。
10年目の大きなラベンダー株で、よく見てみるとところどころ茎が短かったり、花の数が少ないラベンダーがあります。
植えてしまえばおしまいではなく、少しずつ手入れが必要なので、住民の方のお手を借りながら子どもが育っていくように、一緒に大きくなっていけたらいいですね。
7月は、奏の杜で摘み取ったラベンダーを住民の方へ還元する趣旨のもと、ラベンダーの豊かな恵みをみなさんと楽しむ会でした。
午前中は主にお子さま向けの手ごね石けんづくり。
奏の杜のラベンダーを濃いめに煮出した抽出液で、石けんづくりをしました。
ひとつふたつ大きな石けんを作る方
細かなうさぎの形を作る方
ラベンダーのドライハーブをのせる方
みなさん各々素敵な石けんを作ってくださいました。
午後は虫よけアロマスプレーづくり。
奏の杜のラベンダーはアルコールにつけて。
その抽出液に精油をたらしてつくりました。
奏の杜ではワンコを飼っていらっしゃる方が多いと伺いましたので、春にHONDA ASOBI BASEの配信でつくったワンコも安心の虫よけアロマスプレーと
ヒト用の蚊が嫌がるアロマスプレーとどちらか選んでつくるようにしました。
両方ともつくられた方もいらっしゃいました!
ほとんどの方がアロマははじめてとのことで、
ラベンダーの蒸留をお見せして奏の杜のラベンダーの芳香蒸留水をかいでいただいたり、
一番簡単に楽しめる方法としてドライにしたラベンダーをお茶パックに詰めてサシェづくりもお伝えしました。
みなさんに楽しんでいただけるように、私も勉強させていただきながら、これからもアロマとハーブの専門家として関わってまいります。
この度は、ありがとうございました!