今年も千葉県習志野市の奏の杜地区にて、ラベンダーを活用したワークショップをさせていただきました。
地域の景観美化のためシンボルロードにラベンダーを植えて、育てていらっしゃる地域で、
2023年より、ラベンダーの楽しみ方についてご相談いただいています。
千葉県習志野市にある「奏の杜(かなでのもり)地区は、JR津田沼駅南口から徒歩3分の立地の約35haの広大な街です。
強風、南の海風からの塩害などで修景悪化が著しいシンボルゾーン=オレンジロードを再生・整備する計画(ハッピーオレンジロードプロジェクト)を進められていて、
その取り組みは住まいのまちなみコンクール入賞という評価も受けています。
オレンジロードの再生のため、住民の方によって手入れされているラベンダー。
収穫されたラベンダーを活用されてラベンダースティックやラベンダーサシェを夏まつりなどの機会に販売したり、
ここで育つこどもたちに、ラベンダーが故郷の思い出となればとのことです。
今年も6月の収穫イベントに参加させていただきました。
オレンジロードでラベンダーを採っていると、
通りがかった方々からお声がけいただき、飛び入りでも収穫体験いただきました。
↓収穫したラベンダーを無水エタノール(アルコール)につけたもの
今年は8月に、奏の杜のラベンダーを楽しむワークショップを開催しました。
午前中は、主に小学生のお子さまを対象にラベンダーバスボム&バスソルトづくり。
お子さまにラベンダーに興味をもっていただくために、
天然のラベンダー精油と合成のアロマオイル(ラベンダーの香り)の嗅ぎ比べからスタートしました!
「合成の方がいい香り」
「天然の方が濃い香り」
「いろんな香りがする」など様々な反応が伺えました。
天然の香りは素晴らしい、合成は悪いという価値観を押しつけるのではなく、本物のラベンダーの香りを体験いただくことが大切と思っています。
小学生以下のお子さまも多くご参加くださいましたが、
親御さまに手伝っていただきながら、私はこうしたい!と思い思いに、一生懸命作ってくださいました。
バスボムの中にカプセル型のスポンジをいれました。
こういったひと工夫で、お子さまにアロマ楽しかった~となればいいなと思います。
午後は、大人の方を対象にラベンダーアロマストーンづくりです。
市販のラベンダー精油と奏の杜でとれた(ドライ)ラベンダーの両方をお楽しみいただく意図です。
アロマストーンは、ディフューザーのようなアロマテラピーのための機械がなくても、手軽に香りを楽しめるアイテムです。
玄関やリビングなどに飾って、ラベンダーの香りやラベンダーの可愛さをお楽しみいただけたらと思います。
わたしは普段より精油を用いたアロマテラピーをお伝えしていますが、アロマテラピーをするには『精油』を購入することが必須となります。
もう少し手軽に、ご家庭でラベンダーが楽しめるよう、精油以外の手段で、アルコールに漬けたり、濃いめに煮出したりしてできる楽しみ方もお伝えしました。
午前は参加者が多く参加を断念したので、来年は大人向けにもバスボムづくりをやってほしいなど、有難いご意見もいただきました。
アロマやハーブを活用したクラフトをさらに研究し、またステキなアロマテラピー体験をお届けできるよう努力していきます!
今年もありがとうございました。